失敗しないLANケーブルの作り方

工具箱

職員室の養護教諭用Boxの下に置いてあります。


①リモート対応ケーブルテスタ

(ELECOM LD-RCTESTU/U)

②CAT6対応RJ45コネクタ

(ELECOM LD-6RJ45T10)

③取り扱い説明書

④プラスチックコップ

 (ごみ入れ)

⑤マジックペン

⑥メジャー

⑦LANケーブルコネクタ

  かしめ圧着工具

⑧ニッパ

⑨ラジオペンチ

⑩定規

⑪カッター 


LANケーブルを切ってくる

パソコン室にあるLANケーブル(100m)から必要な分を切ってきます。

・パソコン室のカギ

・メジャー

・ニッパ

・マジックペン

を持っていきます。


箱から必要な長さのLANケーブルをメジャーで測りながら引き出しニッパで切ります。

使った分の長さをペンで箱に記録します。



LANケーブルの作り方(コネクタの取り付け)

①LANケーブルの端から3cm程度のところにマジックペンで線を描きます。


②カッターで外皮のみに傷をつけて剥ぎます。

※中のコードを誤って切ってしまった場合は全部切ってしまって①からやり直す。


③中にプラスチックの芯のようなもの(十字フィラー)をニッパで根元から切り取ります。

※コードを傷つけないように気をつける。


ニッパの先でそれぞれの方向から切ってから、最後にねじって中心部を切るとうまく切り取れます。


④2本ずつねじってあるコードをほぐして別々にします。より(ねじれ)を戻しながら真っすぐにします。


⑤番号の順に並べます。

※根元に十字フィラーがあって並べにくいですが、頑張って並べます。


⑥外皮より17mm程度残し、「LANケーブルコネクタかしめ圧着工具」のカッター部でカットします。

あらかじめマジックペンでしるしをつけておきます。

 

 


コードがカッター部の刃で切れるように、コードをなるべく寄せて一気に切ります。

コップ(ごみ入れ)の上で切ると散らかりません。


コネクタを取り付ける・・・失敗しがちなところ!

⑦配列順をくずさないようにコネクタに装着します。(取り扱い説明書はこうです。)

これが難しいです。

なぜなら・・・


コネクタの中がこのようにコードをギザギザになるように入れなければならないようになっているからです。

一直線に並んでいるコードを真っすぐ入れても中でぶつかったり、折れたりしてしまいます。


秘技

⑦コードをあらかじめギザギザに配置してから入れるとうまく行きます。

※ラジオペンチやピンセットを使って配置します。うまく配置できるとけっこうスムーズに入ります。逆に曲がっていたりすると中でぶつかってコードが曲がってしまいます。コードが他のコードと比べてやや短い場合はラジオペンチで引っ張ると少し延ばせます。


⑧外皮がついている部分も奥まで入れます。

横に少し揺らしたりしながら入れていくと入りやすいです。


重要ポイント!

前から見て8本のコードの先がきちんと前面についていること。

※これがうまく行かない場合は、一度コードをコネクタから抜いて、ラジオペンチやピンセットで整えてやり直します。それでもどうしてもダメであれば、ニッパで切り取って①からやり直します。

※圧着してしまうとやり直しができません。結局コネクタごとニッパで切り取って①からやり直しとなります。


⑨「LANケーブルコネクタかしめ圧着工具」のコネクタを差し込むところに奥まで差し込みます。


ぎゅっと握って圧着します。


コネクタのツメを押しながら抜きます。


コネクタの取り付け終了。

 

LANケーブルのもう一方の端にコネクタを取り付けます。


テスターでテストをする

「リモート対応ケーブルテスタ」でテストをします。

コネクタを2か所に差し込みます。

ボタンを押します。


右の写真の状態が合格。

・上のC/1~8

・CONNECTED 

・BATTERY GOOD

が点灯。

※職員室で校務系パソコンとハブにつないでインターネットやNAS a1に入れるかやってみましょう。

 

※ダメな場合は残念ながら①からやり直しとなります。

両方ともダメな場合はあまりないので片方ずつやり直していくと良い。

※LANケーブルの両端のコネクタの先の部分(前出の「重要ポイント」)を見てどちらがよりダメかを予想して、そちらから直してみましょう。