生徒に塗り絵をしてもらおうと、写真を加工しての下絵作りを何度も試しています。しかし、ペイントの流し込みを使おうとすると、下絵の線が途切れていて、色が他のところまで塗れてしまい上手くいきません。
そこで、いろいろ探しているうちにこのアプリにたどり着きました。
Adobe Photoshop Sketch (無料)
写真を取り込み、レイヤーを使って、線を描きます。
Apple Pencilを使いました。
写真を見えないようにします。
塗り絵の下絵です。線が途切れているところは修正します。
この状態でスクリーンショットを撮り、Windowsに転送します。
このままだと、白の部分がまだらになってしまいます。(同じように見える白でも均一でないからです。)
JTrim(無料)を使います。
JTrimは、画像の加工や修正が簡単な操作でおこなえる便利なソフトです。
JTrimで、データを開きます。
メニュー → カラー → 2階調化
をクリック。
境界のしきい値を調節します。
私がやってみたところ210くらいにすると、調子が良かったです。
完全に色が白と黒のどちらかになりました。
ファイルの種類をビットマップファイル(bmp)で保存します。
PowerPointに写真と下絵(四角の枠をつけます)を並べ、スクリーンショットで撮影します。
ペイントで開き、写真と下絵の部分が見えるようにして切り取ります。
線が途切れているところ、端まで線が届いていないところは、ペイントの機能で線でつないで修正します。
BMPで保存し、下絵ができあがりです。
授業でペイントで読み込み、塗り絵をします。
写真の色をスポイトで吸い取り、流し込みをすると写真に似た色で塗ることができます。
最終的には、できあがった塗り絵だけ保存し、作品とします。